英語以外に習わせたい外国語
習得した外国語の使い道が決まっていなく、将来のためにも英語以外の外国語を習わせたいと思っているなら中国語がおすすめです。
ただし、日本語+英語+他の外国語など3カ国語を習得しているトリンガルは社会から高く評価されます。
実用性の高さから英語は外さない方がいいですが、親が習わせたいと思う外国語があるなら需要や使い道に捕らわれず前向きに検討してみてください。
中国語のビジネスチャンス
中国経済は近いうちにアメリカ経済を抜いて世界トップになる可能性があります。
日本は中国との距離が近いメリットがあるため、中国経済が世界1位になるかに関係なく、将来的には英語以上にビジネスシーンで役に立つように変わるかもしれません。
なお、中国語には北京語や広東語など複数の方言があるので、講師の出身や普通中国語を学べるかを確認することが大切です。
日本では東京の言語が標準語として捉えられるような感覚で、中国は北京語が普通語に近い標準語として扱われています。
その他、人気の外国語
英語と中国語のほかに、人気が高い外国語をまとめました。
それぞれの特徴を添えて紹介いたします。
スペイン語
スペイン語が公用語の国は20カ国あり、4億人以上が使っている
アメリカでもスペイン語を話せるとビジネスで役に立つことがある
発音や読み方が日本人でも覚えやすい
フランス語
スペイン語に匹敵する世界的需要がある
スイスでもフランス語を公用語にしている地域が多い
ドイツ語
ドイツ語はヨーロッパのメイン言語と評されている
英語と共通点が多い
※ドイツは英語の普及率も高く、英語さえ話せればドイツとのビジネスは問題ありません。
韓国語
隣国であり観光など多くの需要がある
ヒンディー語
インドは経済成長が著しく将来性も高い
インドは英語さえあればビジネスができるが、ヒンディー語を話せれば現地の方と深い関係性を築ける
マイナーな外国語
大きな市場をターゲットにしたビジネスで役に立てたいのであれば人気の外国語を習うべきですが、将来の夢や目標によってはマイナーな外国語を習得した方が有利になることもあります。
日本人で話せる人が少ないマイナーな外国語を習得できれば、通訳や翻訳の仕事で語学力を活かせるチャンスが大きいです。
また、国際的なボランティアで現地へ派遣されたい場合も、日本人のライバルが多い言語よりもマイナーな言語を話せると有利です。
トリンガルの称号
話せる言語の数によって以下の呼び方をされています。
2カ国語 バイリンガル(Bilingual)
3カ国語 トリンガル(Trilingual)
4カ国語 クァドリンガル(Quadrilingual)
5カ国語 ペンタリンガル(Pentalingual)
一部で2カ国語以上を話せる方をまとめて「バイリンガル」と呼ぶ方や、3カ国語以上もしくは5カ国語以上話せる人を「マルチリンガル(Multilingual)」と呼ぶケースもあります。
3カ国語を話せるようになればトリンガルの称号を与えられ、社会から高く評価されやすいです。
理想は3カ国語全てを実践で使える環境ですが、仮に仕事では用途が少ない言語を覚えていても「トリンガルだから頭がいい」、「新しいことを覚える能力がある」、「いざという時に役に立つかも知れない」などの理由で評価されます。
トリンガルになること自体に意味があるので、英語以外に習う外国語は好みだけで選ぶことや、習得する難易度が低い言語を選ぶのも一つの手です。