子供の英語学習で、イギリス式の英語を学ばせても問題はないのでしょうか?

イギリス英語を学ばせるのはあり?

 

どちらを学ばせようか悩む母親

 

英語は国と地域によって発音や訛りと一部の英単語に違いがあります。
そして、アメリカと並ぶ世界の2大英語圏であるイギリスの英語を子供に学ばせようとする人もいます。

 

イギリス英語を学ぶのは悪いことではないですが、幼児期にアメリカ英語とイギリス英語のどちらを学ばせるか迷った場合は、事情・思惑がある場合を除いてアメリカ英語を選んだ方が無難です。

 

公立学校はアメリカ英語

 

日本の公立学校はアメリカ英語が主流です。
幼少期から英会話教室へ通い、その後は公立学校やアメリカ英語を使っている私立学校へ通わせる予定であれば、アメリカ英語を学ばせた方が一貫性があります。

 

アメリカ英語との違い

 

イギリス英語とアメリカ英語の違いは以下の通りです。

 

  • 発音が若干違う
  • アメリカ英語は省略したカジュアルな文法が多い
  • イギリス英語は丁寧できっちりした文法が多い
  • 一部で異なる英単語を使う

 

ネイティブな英語を話せる人は発音の違いを実感するものですが、どちらか一方の英語さえ話せれば幅広い国とのビジネスで役立ちます。
異なる英単語を使うなど戸惑うことも多少はありますが、特定の国と継続して取引をするなら実践の中でアメリカ英語とイギリス英語の違いは修正できます。

 

アメリカ英語よりもイギリス英語の方が日本人でも発音しやすいという意見が多いです。
また、イギリスは華やかで多くの魅力を持っている国のため、高校生以上の年齢からイギリス英語を学ぼうとする需要があります。

 

どちらか一方を習得できれば問題ないのですが、幼少期は将来的に学校の授業で弊害を発生させないためにも、アメリカ英語を学ぶのが無難です。

 

日本語とは違う事情

 

日本において、地方であってもビジネスシーンではなるべく共通語(東京弁)を使うのがマナーだとされています。
しかし、英語は訛りや方言があっても相手に理解されれば問題ありません。

 

英語は多くの国と地域で独自の発音があり、セカンドランゲージとして英語が浸透している国もたくさんあります
グローバル化した社会の中でネイティブ英語の発言をできる人はビジネスシーンの中で2割程度と言われていて、訛りや発音を気にせずに堂々と習得している英語を話しています。

 

誰にでも伝わりやすい英会話をできた方がいいのは確かですが、無理に相手の発音に合わせるよりも自信を持って発音できる英語を堂々と使った方がいいです。

 

イギリス英語を学ばせる意見

 

幼少期からイギリス英語を学ばせる親の意見を集めてみました。

 

  • 親がイギリス英語を話せる(家庭内での学習効率)
  • イギリスやイギリス英語を語源にした英語圏の国へ行く予定がある
  • イギリスの映画や学習教材が好き
  • イギリス英語圏の人が多いインターナショナルスクールに通わせる予定
  • より多くの国で通用する英語を覚えさせたい

 

最後に紹介した「より多くの国で通用する英語」とは、省略形が多いアメリカ英語ではなく基本に忠実なイギリス英語の方が応用しやすいことが関係しています。
違いやそれぞれのメリット・デメリットはまだまだありますが、漠然とした理由でもイギリス英語を学ばせたい気持ちがあるなら、そのまま進めても大きな問題はありません。