英会話教室に通わせることは、幼児期の英語教育においてとても有効です。

早期英語教育の意義・魅力とは?

 

 

自分の子どもには英語を話せるようになってほしい!


このように考える親御さんは結構多いのではないでしょうか?

 

  • 英語ができれば将来役に立つ
  • 自分は学生時代や働き始めてから英語で苦労した

 

これらの理由で子どもを英会話教室に通わせたほうがいいとなんとなく考える一方で、幼いうちからわざわざ英語を学ばせるメリットはあるのか、疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで、当サイト「ズー・フォニックス」では、そのような親御さんに向け、早期英語教育の意義や魅力を分かりやすくお伝えできればと考えています。

 

英会話教室に通っている子どもは多い

 

英語に親しむ子どもの手

 

皆さんのお子さんは現在、英会話教室に通っていますか?

 

大手IT企業GMOが運営するポータルサイト「コエテコ」の調査(2019年発表)によると、子どもが習っている習い事のランキングは次のようになっています。

 

1位 スポーツ(43.9%)
2位 学習塾(22.2%)
3位 英会話(16.0%)
4位 音楽(15.7%)
5位 習字・書道(8.5%)

 

数ある習い事のなかで、英会話は堂々の3位にランクインしており、子どもの英会話学習が富裕層だけでなく一般家庭にも浸透してきた証拠と言えるでしょう。

 

一昔前と比べると英会話教室の数は格段に増え、月謝の相場が下がってきたことも要因と考えられるのではないでしょうか?

 

英会話を習わせたいご家庭の割合は1位

 

子どもの習い事を考えるお母さん

 

先程の調査では、「習わせてみたい習い事」というアンケート項目もありました。
その結果は以下の通りです。

 

1位 英会話(18.6%)
2位 スポーツ(18.4%)
3位 学習塾(16.3%)
4位 プログラミング・パソコン(14.6%)
5位 習字・書道(10.1%)

 

この項目では、英会話が1位ということで、多くの親御さんがお子さんに英会話を習わせたいと考えていることが伺えます。
その背景には、2020年の小学校英語教育改革があるのではないでしょうか?

 

当改革により、小学5・6年生は1つの教科として英語を学ぶようになりました。
以前は「聞く」「話す」だけしか学ばなかったのが、現在は英語の読み書きも学習しています。
3・4年生は教科ではないものの、「外国語活動」として英語を学習することが「必修化」されました。

 

いずれにせよ、子どもが小学校で英語を学ぶようになったことで、小さいお子さんを持つご家庭が、英会話教室に興味を抱いているという印象です。

 

英会話教室といえば、オンライン英会話をご存知でしょうか?

 

オンライン英会話とは、パソコンやタブレットを活用して、自宅で気軽に英会話を習えるオンラインサービスのことです。
もともとは大人向けのサービスがほとんどでしたが、最近は小さいお子さんに特化したオンライン教室が増えています。

 

また、先程のアンケート結果に登場した「プログラミング」に関しても、子ども向けのオンラインプログラミング教室が急増中。
コロナ禍が長引いている現状もありますから、オンラインの特性を生かした習い事も探してみてください。

 

幼児が英会話教室に通う4つのメリット

 

幼児を英会話教室に通わせるメリットとは?

 

では、ここからは、幼少期から英会話を学ぶ意義や魅力を、「幼児が英会話教室に通うメリット」という視点で見ていきましょう。

 

① 英語の発音を習得しやすい

 

幼い頃から英会話教室に通う1番のメリットは、「英語の発音」に関することかもしれません。
幼少期から英会話を習っている子どもの多くは、英語を話すこともそうですが、それ以上に「発音」に苦労していないという傾向があります。

日本語とは明らかに仕組みが異なる英語の発音は、幼い頃からその独特な音に触れていなければ、習得するのは難しいです。
実際に、大きくなって英語を話せるようになった人の多くは、綺麗に発音することや、ネイティブが話す英語を聴き取ることに苦手意識を持っています。

英語の音を正しく発音するためには、口周りや舌の筋肉をしっかり動かす必要があるのですが、これらの筋肉は、日本語に存在する音を発音する際には使わないものばかり。
日本語をある程度話せるようになってからでは、口や舌の筋肉の使い方を新しく覚えるのは大変なのです。

 

幼児の脳は言語習得に適している

 

また、アメリカで行われたある研究によると、7歳前後で子どもの言語習得の力に大きな開きが生まれるそうです。
昔から、新しい言語を身につけるには「臨界期」という年齢の壁があり、6歳あたりから言葉を習得しにくくなると言われてきました。

 

言語習得に関する研究はまだまだ進行中ですが、幼児の脳は非常に柔らかく、音も文法もスムーズに身につけられるという事実は間違いないでしょう。

 

② 外国人と接することは価値観を広げる

 

多くの英会話教室では、アメリカ人やオーストラリア人などの英語ネイティブが講師を勤めています。
このような環境下に幼い子どもを置くことは、彼らの価値観を広げてあげるメリットもあるでしょう。

 

9歳以前の子どもたちは、異文化に対する抵抗が少なく、新しい環境に馴染みやすい」という研究結果が出ています。
その特性を活かして、普通に生活していたら接することのできない「外国人」や「異文化」と触れ合える英会話教室は非常に魅力的な場所です。

 

週に数回程度であっても、このような環境で、さらには「外国語」を使って幼少期の貴重な時間を過ごすのは、彼らの価値観や生き方に間違いなく大きな影響を与えるでしょう。

 

また、多様な価値観を認められるスキルは、外国人相手でなく、日本人同士のコミュニケーションの中でも活かすことができ、人間関係の構築や将来の仕事にもプラスになるのではないでしょうか?

 

 

③ 学校英語に対する苦手意識がなくなる

 

将来英語を学校で勉強するイメージ

 

多くの親御さんが「英語をペラペラ話せるように」と願って英会話を習わせるでしょうが、学校英語を苦に感じなくなる、というメリットもあります。

 

学校における英語は、中学校、高校と上がっていくにつれ、よりいっそう重要な教科となっていきます。
入試における配点も大きいですし、何しろ学ばなければいけないことがとても多いです。

 

そんな中、英会話を習っている(習っていた)という子どもたちは、そうでない子どもたちと比べると、学校の英語学習に対する心理的な壁が非常に低いでしょう。
たとえ英語を話せるようにならなかったとしても、このメリットは大きすぎます。

 

④ 将来の選択肢が圧倒的に広がる

 

これは言わずもがなかもしれませんが、英語を話せる人は、そうでない人よりも将来の選択肢が広がるでしょう。

 

日本では、定年まで1つの会社で勤め上げる時代は終わりつつあります。
現に、多くの大企業が「早期退職」や「希望退職」を募集するようになり、世界を牽引する自動車メーカーのトヨタ自動車の豊田章男社長も、「終身雇用の維持は難しい」と発言しました。

 

これからの日本では、会社に依存することなく、「個人で稼ぐスキル」も身につけていく必要性が高まっており、その1つのスキルとして英語は大きな武器です。

 

英語+αのスキルが必要

 

英語を話せるだけでも現在の日本においては十分なのですが、実は、英語とは別のスキルをもう1つ持っているほうが活躍できます。

 

  • 事務処理
  • 文書作成
  • 経理・会計
  • 教育
  • プレゼンテーション
  • プログラミング
  • デザイン

 

英語をこれらのスキルと掛け合わせることで、大きな人材価値・市場価値が生まれます。
また、働く場所を日本に限定することなく、世界中どこでも仕事を見つけられるようになる、というのも魅力的ではないでしょうか?

 

ただし、早期の英語教育にはデメリットもありますので、ご注意ください。

 

子どもが楽しく英語を学ぶ姿を見守ろう

 

アルファベットを組み合わせて絵を描く女の子

 

お子さんに英会話を習わせたいと思っているのであれば、ここまでお伝えしてきたように、できるだけ早いうちから習わせるのをおすすめします。
いますぐにでもご近所の英会話教室を探してみてください。

 

ただし、子どもの英語教育に関しては、親御さんが注意しなければいけないことがあります。
それは、「お子さんの気持ちを尊重してあげる」ということです。

お金を掛けているからといって、お子さんに厳しく接したり、英会話と距離を置きたがっている子どもに無理強いしてしまったり・・・。
そのようなことがあっては、子どもたちはすぐに英語が「嫌い」になってしまうでしょう。

お子さんにはぜひ英会話を「楽しんで」もらえるよう、親御さんたちは優しく見守ってあげてください!